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中山競馬場の日曜日メインレース、第56回ＧⅡフジテレビ賞スプリングＳの見所をお届けします。本番皐月賞へ向けて１ハロン短く、権利取りを確定したい馬も多いので混戦ムードが漂います。

中山競馬場の芝1,800ｍは、スタートして最初の直線に坂がある為、ややゆっくりと流れがちですが１コーナーの位置取りで有利不利が出易いコースでもあります。またスプリングＳに３着までに入れば、皐月賞への優先出走権が得られる為、戦いが熾烈になりそうです。

前走の京成杯を逃げて勝った松岡騎手のサンツェッペリンは、その前のホープフルＳでは追い込んで２着。そのホープフルＳを勝ったディープインパクトの弟ニュービギニングは、その後の成績が振るわず。スプリングＳは皐月賞へ向けて、試金石のレースと言えそうです。

人気になりそうなマイネルシーガルは、朝日杯では負けましたが現在４戦３勝。父のゼンノエルシドはマイルＣＳの勝ち馬ですが、母の父はサンデーサイレンスなので距離が伸びても大丈夫そうです。マイネル軍団としてはレース数もここまで少なく、じっくり仕上げられている印象です。

皐月賞で中心になりそうなフサイチホウオーと対戦して、前走惜しくも競り負けた形のフライングアップル。現時点ではまだ力不足といえそうな馬ですが、徐々に強くなっており皐月賞へ向けてチャレンジャー第一候補へ名乗りを上げたいレースになりそうですね。

他には公営船橋競馬場から、フリオーソが登録しています。前走の共同通信杯はスタート良く飛び出したものの、その後は抑えて内に包まれるちぐはぐなレース。今回は中舘騎手で登録していますので、先行の中舘にしっかりと前で競馬をしてもらいたいものです。今回の結果次第では、ダート路線へ向かうことも検討する必要がありそうです。

また東京競馬場のセントポーリア賞を勝ちあがってきた、エーシンピーシーも注目の一頭。ケンタッキーダービーを勝った、フサイチペガサス産駒で母系も優秀で、スピードとスタミナがありそうな馬です。もまれずに流れに乗れば、権利が取れそうな一頭です。

他にもスプリングＳには400万の馬も登録していますから、皐月賞の権利取りに向けてどの陣営も目一杯仕上げて来るでしょう。展開次第では意外な馬の前残りや、後方一気が決まる可能性もあり、荒れる要素もありそうですね。

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