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中山競馬の土曜メインレース、第25回ＧⅡニュージーランドＴのレース結果をお届けします。勝ったのは後藤騎手が乗る11番人気のトーホウレーサーで、３連単は490万馬券と大荒れの結果でした。

ニュージーランドトロフィーは、村田騎手のユーチャリスが早いペースで逃げる展開。トーホウレーサーは、この早い流れを先行してきっちり抜け出して勝っています。同じように先行した松岡騎手が乗るマイネルレーニアが末をなくしていることから、トーホウレーサーの強さが伺えます。

勝ち時計も1.33.9の好タイムですし、２着につけた差は１馬身1/4。ＮＨＫマイルＣへ向けて、トーホウレーサーは新星登場といった内容の勝利でした。

２着は中団でじっくり脚をためていたマイネルフォーグが、直線よく伸びて追い込んでいます。江田騎手がうまく折り合いをつけた感じで、16番人気を跳ね返す結果を出した形です。

３着は蛯名騎手のワールドハンターが、中団から伸びて入着。直線入り口からの伸びは良かったのですが、最後坂を登った辺りからやや脚色が鈍った印象でした。

ニュージーランドＴで１番人気になっていた、武豊騎手が乗るスズカコーズウェイは外を回って４着まででした。ここをきっちり勝ってＮＨＫマイルＣへと期待があっただけに、ちょっと残念な結果でした。

今回のニュージーランドＴはやや小粒なメンバー構成で、何が勝ってもおかしくは無いような状況。人気の盲点というよりも、人気馬は押し出されたような人気でした。結果は大波乱となり、予想しきれないようなレースとなってしまいました。

現状のＪＲＡの番組を考えると、皐月賞や桜花賞を目標にする馬がニュージーランドＴには出走しません。皐月賞で距離に不安が出た馬が、ダービーよりもＮＨＫマイルＣへとなることが多いからです。実際にこの時期にＮＨＫマイルＣを狙い、将来マイラー路線へ行くと決めることは少ない為、意外な馬が勝つ事は今後も続きそうです。

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