中山競馬第67回GⅠ皐月賞のレース結果
中山競馬の日曜メイン、第67回GⅠ皐月賞のレース結果をお届けします。皐月賞は田中勝騎手に乗り替わったヴィクトリーが逃げ切って、カッチーにとっては92年の安田記念以来のJRAGⅠ勝利となりました。
皐月賞は松岡騎手のサンツェッペリンが押しながら、最初の直線で先頭へ。ところが1コーナーの入り口から田中勝騎手のヴィクトリーが、すーっと外から先頭へ。向こう正面でペースが落ち着いたこともあり、直線入り口からは2頭の叩きあい。
サンツェッペリンが一瞬出掛かるものの、前半の溜めがあった分ヴィクトリーがしぶとく指し返してい1着。サンツェッペリンがハナ差で2着と、今年の皐月賞は行った行ったの結果でした。
3着にはこれまたハナ差でアンカツのフサイチホウオーが飛んできましたが、完全に脚を余した感じ。4コーナーから直線へ向かうところでは内から大きく外へ膨らみ、横山典騎手のフライングアップルを押圧する形。最後はそれでも良く伸びていますが、あせらず内で我慢して追い出せばと、ちょっと惜しい感じのレースでした。
4着には武豊騎手のアドマイヤオーラが入りましたが、こちらは外枠から後方を進んでのもの。弥生賞で前に行く競馬を教えていたはずなのに、本番で武豊騎手がおさせてしまったのはちょっと残念な結果でした。
中山競馬場の2,000mは1コーナーまでが長く、一度ゴール前の坂を登るコース。内回りでコーナーもきついので、前に行った馬を楽に行かせるとこういった結果になる事もあります。近年の皐月賞では縦長で後ろが届かないレースにはならない傾向だっただけに、有力馬のジョッキーにはやや緊張感が足りなかったとも言えそうです。
現時点で結果を出すのは早い感じがしますが、ダービーはさすがに皐月賞のように楽に逃げさせてはもらえないはず。フサイチホウオー陣営にとっても背水の陣で望むでしょうし、不発に終わったアドマイヤオーラやフライングアップルにとっても、長い府中の直線の方が望むところ。
皐月賞を勝ったヴィクトリーにのみ、現3歳馬で三冠の権利が与えられています。果たしてダービーではどういったレースをするのか、今後のヴィクトリーには注目してみたいですね。
Posted by taketoshi : 18:28 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲
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