JRAが払い戻しの上乗せを検討中
JRAの払戻金は現在、単勝と複勝が売り上げの80%で他は75%となっています。2008年からは特定のレースで、この金額に5%を上限に上乗せする方針を検討中のようです。
そもそもJRAでは競馬離れを懸念して、数年前から払い戻し金額の上限を引き上げる方針はあったようです。ただし地方競馬、競輪、競艇、オートレースとの関連もあり独自に行なうことは見送っていたのです。
ただですら土日に開催して全国的にテレビお中継があるJRAの競馬と、平日がメインの開催になりテレビ中継がほとんど行なわれない他の競技とでは格差が出てしまいます。
今回JRAが払い戻し金額を上乗せするのも、全レースではなくて特定のレースか特定の日に限ったものにとどまるようです。
例えばダービーの日やGⅠレースなどの限定になりますが、払い戻し金額に売り上げの5%が上乗せされるだけでウォッカが勝ったダービーならば、三連単は10万円以上も増えることになります。
同じダービーの払戻金でも単勝は60円のアップですから、高額の配当金になればなるほど恩恵を受けることになります。
また同時に複勝などに見かける100円返しがなくなるため、単複に高額な金額をツッコむ向きには嬉しいお話も用意されています。
今回の方針を実行することにより、競馬での儲けが少しでも増えることは間違いがありません。もっとも当ればの話しですが、当った時に確実に今まで以上に払い戻し金額が増えるならば、競馬人口の減少に歯止めがかかることも期待できるでしょう。
問題は地方競馬などの財源的に厳しい団体が、今回のJRAの行為に対してどう反応するのか。地方競馬に関してはこの数年間でかなりな数が減り、地方の時代と逆行するような流れにもなっています。
競馬に関してはより中央優先になっていきそうな流れになっており、地方競馬の存続がますます難しくなるとも考えられる状況になってきたようです。
Posted by taketoshi : 20:52 | Comments (0) | Page Top ▲
comments