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【競馬サイドストーリー】への見解

【競馬サイドストーリー】というmsnのカテゴリーがあります。

どのような方が記事を書いているのか?は不明で、コメント欄がないので僕のブログで見解を書かせて頂きます。

今回見解を書かせて頂くのはこちらの記事についてです⇒ン万円のタクシー代、駐車場代1億円を無料…検査院も指摘、JRAのズレた金銭感覚

今回の記事で話題になったのは、JRAが世間ずれした経費の無駄遣いをしているということです。

トレセン⇔競馬場やトレセン⇔地方競馬場のタクシー代をJRAが負担したり、宿舎の駐車場が無料だったり、そもそも宿舎の家賃が世間ずれした安さを問題にしています。

要するに民間企業ならありえない待遇で、JRAは世間ずれした待遇で騎手をはじめとした厩舎関係者に甘すぎると理屈です。

それにたいして、考えて行きましょう。

そもそも中央競馬というのは、国が公認するスポーツ・ギャンブルであるという特別な存在であるという事。
また施設の差はあるにせよ、毎週末数万人のファンが押し寄せるイベントであるということです。

日本で人気があるスポーツ、野球やサッカーですら満員にならないカードは多数あります。いやもっと言えば、国技である相撲ですら満員御礼にならない日だってあるでしょう。

実は競馬はそれだけ人気があり、『特別な存在である』事にほかならないのです。

土日の華やかなレースの影では、早朝から調教をしたり馬の世話をする厩舎関係者の苦労があります。

騎手にしてみれば週末には調整ルームで極限の減量を繰り返し、食べ物だけではなく水分までも抑えることはザラです。

身体の水分が減れば命に関わりますので、まさに命がけで馬に乗っているわけですね。
そもそも負担斤量というのは、馬具を含め重量ですから騎手の体重は50キロに満たない状態もありうるわけです。

また競馬というのはG1に代表されるような年に一度のチャンスや、馬にすれば生涯一度のチャンスというレースもあります。

そしてギャンブルである以上は、多額のお金が賭けられているわけですよね。

つまり騎手はモチロンですが、厩舎関係者にとっても一般の民間企業の仕事とは一線を画すものであることは容易に想像できます。

そのような中で戦った騎手が競馬場を後にして、『電車で帰ればいいだろう』という論理には賛成できません。

ビジネスの世界では報酬というのは、世の中に与えたものへの対価という図式があります。

競馬はスポーツとしての感動を与え、ギャンブルという射幸心を満たす。
大きく言えばこの二つをファンに提供しています。

その為の極限まで体を作り、命がけで馬に乗る騎手にはそれなりの『対価』が与えられるのは当然です。

例えばファッションならば、有名なデザイナーのブランドと量産される商品では与える満足感が違います。
それ故に両者の価格差というのが生じるのは当然のこと言えるでしょう。

タクシー代、駐車場代、宿舎の家賃、どれをとっても競馬関係者には優遇されても当然の『社会に与える満足感』があるのですから、当然の対価といってもイイと僕は思います。

決してあぐらをかいた世間ずれではなく、むしろ当然というか当たり前のことです。

ましてや税金の無駄遣いなどと違い、彼らは純粋に競馬の売り上げから行なっています。決して余計な負担をファンには与えていません。

また配当金に上乗せしろという理論は、地方の公営ギャンブル(売上金額が少ない)とJRAの売上差を考えると難しいでしょう。

実際にJRAが過去に配当金の上乗せをしようとした事もありましたが、公営競技とのバランスで100%は無理でした(一部レースでは行いましたね)。

ちなみに世の中には経済効果という言葉もあり、タクシー代に関してはタクシー会社の売上を上がるという効果があります。

それにより潤う会社がある=法人税が徴収できる、潤う人がいる=雇用拡大。そういった効果があることも忘れてはイケマセン。

そもそも自分たちの努力で売上が上がり、それを使うことが悪いのでしょうか?だとしたら企業は何の為にあり、資本主義の勝者になんのうまみも生じないことになります。

JRAが儲けたお金で騎手や厩舎関係者を優遇するのに文句を言うより、民間企業はもっと利益をシッカリあげることにフォーカス(照準を当てる)すべきでしょう。

不況の時代にも儲けをあげる公益集団JRA、文句を言う前に貴方自身がもっと自分を磨くべきではないのでは?

それが僕の見解です。

Posted by taketoshi : 22:12 | Comments (0) | Page Top ▲

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