第80回東京優駿(日本ダービー)は武豊騎手キズナの勝利
第80回の節目となる東京優駿(日本ダービー)は1枠1番に入った、武豊騎手が騎乗するキズナが勝利。武豊騎手にとってはディープインパクト依頼、そしてディープの子供での制覇となりました。
レースはややスロー気味の流れで、前が止まらない府中のコースでキズナの位置取りは後方から3番手でした。
最内枠からスタートして一度は後ろに下げて前を見ながらの競馬、ペース的にもコース状態を考えても、よほど武豊騎手には自信があったのでしょう。
3コーナーから徐々にペースが上がった時にもじっくりと追い出し、直線は外目を狙って進出。タマモベストプレイがちょっとよれていたで、外のマイネルホウオウとの間はきつくなりました。
それでも躊躇せず中を割り一気にダービーロードをこじ開けて、最後は抜けだしたエピファネイアをきっちり捉えての勝利。
上がり33.5Fの時計も優秀ですが、それ以上に強い勝ち方をしたキズナと武豊騎手にはまさに脱帽です。このまま無事に凱旋門賞へ向かってくれることを祈るばかり。
キズナは絆とも言え、落馬から不調に陥った武豊騎手にも騎乗機会を与えたオーナーの前田氏との絆を感じさせてくれます。
また大きな落馬事故で療養中の佐藤哲三騎手と、調教師の佐々木晶三さんにはエスポワールシチーを依頼されながら結果を出せなかった無念さも合ったはず。
今回はキズナで恩返しができ、秋には凱旋門賞でキズナの父ディープインパクトの無念を晴らしてくれると信じています。
佐々木晶三調教師にしてみれば、タップダンスシチーで味わった敗戦からのリベンジにもなりますね。
何れにしてもディープインパクトの優秀な遺伝子を受け継ぎ、第80代のダービー馬となったキズナ。今後は無事に走って世界の頂点を目指してほしい逸材です。
また今回道中の不利がありながらも2着に来た、福永祐一騎手が騎乗したエピファネイアにも今後は注目です。
折り合いに欠けるのはいつものことながら、最後の直線はしっかり伸びていったんは先頭。闘争本のが強すぎるのが難点ですが、この馬の今後にも大きな期待ができそうです。
皐月賞馬ロゴタイプは距離の壁もありそうですので、秋の天皇賞、宝塚記念での活躍に期待がもてそうです。ダービーはそれでも5着、適正距離をつかめたのは大きな収穫です。
それにしても今年の凱旋門賞はキズナVSオルフェーヴルという、日本馬の戦いが楽しみになるのは嬉しい限り。そう言いつつナカヤマナイトがあっさりなんていうのが、穴党予想かもしれませんが。
それにしても第80回の日本ダービーは、キズナと武豊騎手のコンビが非常に素晴らしいレースを見せてくれました。
まさに歴史に名を刻むと言ってふさわしい、素晴らしいレースでしたね。
Posted by taketoshi : 00:16 | Comments (0) | Page Top ▲
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