アンカツ引退!地方競馬出身騎手のパイオニアでしたね
アンカツこと安藤勝己騎手が引退、ムチを置くことになりました。
地方競馬出身の騎手として、JRAに移籍するパイオニアとしても有名な方でした。
思えば40歳代にして挑戦して、JRAに移籍してからはG1を勝ちまくり歴代で3位の実績を残しました。
公営競馬の笠松出身のアンカツが魅せてくれたのは、狭いスペースに入っても馬をおい続けるという技術でしょう。
JRAの騎手なら行き場を失って馬をおえなくなるような場面でも、アンカツは追いながら前を開けるような騎乗をしていました。
また抜けだした馬をゴールまで持たるのも上手く、捕まりそうで捕まらない。ダイワスカーレットは、その典型だったのかもしれません。
キングカメハメハのダービでは、逃げて沈んだ地方の雄コスモバルクを捉えて抜け出しハーツクライの追撃を抑えて優勝。
ライデンリーダーで馬群に沈んだオークスの無念を果たすような、府中の2400mだったのが思い出に残ります。
今後は競馬を世に広めるような活動をされるようですが、調教師への転身はされないような流れです。
岡部騎手同様にJRAのアドバイザーと言った立場になるのか?
名ジョッキーの今後には注目してみたい気持ちで居ます。
数年前にレジェンドレースがありましたが、アンカツはを含めて引退騎手のレースが見たいものです。
ダービーの日に毎年開催されれは盛り上がるでしょうし、アンカツとアンミツの兄弟対決なども見たいものです。
今後も地方競馬から騎手がJRA所属になることもあるでしょうし、その道を作ったのがアンカツです。
日本競馬の発展はやはり最終的には騎手の能力UP。外国からも短期免許で腕自慢が揃っている現在のJRA。
地方出身の騎手はもちろん、JRAの生え抜きたちにも頑張って貰いたいものですね。
Posted by taketoshi : 00:09 | Comments (0) | Page Top ▲
【競馬サイドストーリー】への見解
【競馬サイドストーリー】というmsnのカテゴリーがあります。
どのような方が記事を書いているのか?は不明で、コメント欄がないので僕のブログで見解を書かせて頂きます。
今回見解を書かせて頂くのはこちらの記事についてです⇒ン万円のタクシー代、駐車場代1億円を無料…検査院も指摘、JRAのズレた金銭感覚
今回の記事で話題になったのは、JRAが世間ずれした経費の無駄遣いをしているということです。
トレセン⇔競馬場やトレセン⇔地方競馬場のタクシー代をJRAが負担したり、宿舎の駐車場が無料だったり、そもそも宿舎の家賃が世間ずれした安さを問題にしています。
要するに民間企業ならありえない待遇で、JRAは世間ずれした待遇で騎手をはじめとした厩舎関係者に甘すぎると理屈です。
それにたいして、考えて行きましょう。
そもそも中央競馬というのは、国が公認するスポーツ・ギャンブルであるという特別な存在であるという事。
また施設の差はあるにせよ、毎週末数万人のファンが押し寄せるイベントであるということです。
日本で人気があるスポーツ、野球やサッカーですら満員にならないカードは多数あります。いやもっと言えば、国技である相撲ですら満員御礼にならない日だってあるでしょう。
実は競馬はそれだけ人気があり、『特別な存在である』事にほかならないのです。
土日の華やかなレースの影では、早朝から調教をしたり馬の世話をする厩舎関係者の苦労があります。
騎手にしてみれば週末には調整ルームで極限の減量を繰り返し、食べ物だけではなく水分までも抑えることはザラです。
身体の水分が減れば命に関わりますので、まさに命がけで馬に乗っているわけですね。
そもそも負担斤量というのは、馬具を含め重量ですから騎手の体重は50キロに満たない状態もありうるわけです。
また競馬というのはG1に代表されるような年に一度のチャンスや、馬にすれば生涯一度のチャンスというレースもあります。
そしてギャンブルである以上は、多額のお金が賭けられているわけですよね。
つまり騎手はモチロンですが、厩舎関係者にとっても一般の民間企業の仕事とは一線を画すものであることは容易に想像できます。
そのような中で戦った騎手が競馬場を後にして、『電車で帰ればいいだろう』という論理には賛成できません。
ビジネスの世界では報酬というのは、世の中に与えたものへの対価という図式があります。
競馬はスポーツとしての感動を与え、ギャンブルという射幸心を満たす。
大きく言えばこの二つをファンに提供しています。
その為の極限まで体を作り、命がけで馬に乗る騎手にはそれなりの『対価』が与えられるのは当然です。
例えばファッションならば、有名なデザイナーのブランドと量産される商品では与える満足感が違います。
それ故に両者の価格差というのが生じるのは当然のこと言えるでしょう。
タクシー代、駐車場代、宿舎の家賃、どれをとっても競馬関係者には優遇されても当然の『社会に与える満足感』があるのですから、当然の対価といってもイイと僕は思います。
決してあぐらをかいた世間ずれではなく、むしろ当然というか当たり前のことです。
ましてや税金の無駄遣いなどと違い、彼らは純粋に競馬の売り上げから行なっています。決して余計な負担をファンには与えていません。
また配当金に上乗せしろという理論は、地方の公営ギャンブル(売上金額が少ない)とJRAの売上差を考えると難しいでしょう。
実際にJRAが過去に配当金の上乗せをしようとした事もありましたが、公営競技とのバランスで100%は無理でした(一部レースでは行いましたね)。
ちなみに世の中には経済効果という言葉もあり、タクシー代に関してはタクシー会社の売上を上がるという効果があります。
それにより潤う会社がある=法人税が徴収できる、潤う人がいる=雇用拡大。そういった効果があることも忘れてはイケマセン。
そもそも自分たちの努力で売上が上がり、それを使うことが悪いのでしょうか?だとしたら企業は何の為にあり、資本主義の勝者になんのうまみも生じないことになります。
JRAが儲けたお金で騎手や厩舎関係者を優遇するのに文句を言うより、民間企業はもっと利益をシッカリあげることにフォーカス(照準を当てる)すべきでしょう。
不況の時代にも儲けをあげる公益集団JRA、文句を言う前に貴方自身がもっと自分を磨くべきではないのでは?
それが僕の見解です。
Posted by taketoshi : 22:12 | Comments (0) | Page Top ▲
競馬の無い土日
今週の土日は中央競馬の開催が無く、競馬ファンにとってはつまらない土日となっているでしょう。2007年8月18日と19日は、今後も競馬ファンの厄日として語り継がれそうです。
今回中央競馬が開催中止になったのは、馬インフルエンザが原因。過去には昭和46年(1971年)の暮れから2ヶ月間、競馬が開催されない期間がありました。
それ以来の教訓として、今では競走馬へのインフルエンザの予防ワクチン摂取は当たり前。内国産馬に関しては、生後間もない頃からワクチンを接種しているので、通常であればインフルエンザになることはありません。
また本来インフルエンザにかかった競走馬は、発熱と鼻水が顕著に現れますが、今回のケースではそのような症状の無い馬でも、検査の結果が陽性になるケースがほとんど。
1971年のケースでは咳き込む馬も多く、インフルエンザにかかっているかどうかが、目視でも簡単に分かったそうです。それに蔓延したのは冬の時期でもあり、風邪の季節そのものでした。
ところが今回は夏でもあり、目視で症状が分からないケースがほとんど。しかも感染ルートが未だ解明していないことも、仮に騒ぎが収まったとしても今後の対策には痛手です。
JRA側の対応の遅さに関しても、調教師や馬主からも苦情の声が上がり、本来競馬サークルを仕切るべき立場のJRAの方針に疑問を抱く人も多くなっています。
また武豊騎手との新コンビで、凱旋門賞へ向かうはずだったメイショウサムソンも、インフルエンザの検査結果は陽性。フランス側の受け入れもあるでしょうし、ステップレースのフォア賞を使えないことから、遠征は断念したようです。
今は夏競馬真っ盛りで、サマーシリーズが行なわれているところ。秋へ向けてのステップレースを組んだり、賞金加算しておきたい馬の陣営にとっては、開催中止はなんとも痛いところ。
果たして競馬開催中止が1週間で済むのか、あるいは1992年の香港シャティ競馬場が32日間も開催不能になったように、長期間JRAが競馬開催を断念するのか。
競馬ファンにとっては週末の楽しみが無くなり、JRAにとっては売り上げゼロが続くことになります。また競馬場内の店舗や、近隣の店舗などにとっては売り上げ減は辛いところ。
JRA-VANの継続課金に関しても、競馬が開催できないのに支払い続けるのは、ファンにとっては納得できないはずです。
今回の馬インフルエンザ騒動、JRAの早期解決策の発表と実践を期待したいところですね。
Posted by taketoshi : 11:03 | Comments (0) | Page Top ▲
JRAが払い戻しの上乗せを検討中
JRAの払戻金は現在、単勝と複勝が売り上げの80%で他は75%となっています。2008年からは特定のレースで、この金額に5%を上限に上乗せする方針を検討中のようです。
そもそもJRAでは競馬離れを懸念して、数年前から払い戻し金額の上限を引き上げる方針はあったようです。ただし地方競馬、競輪、競艇、オートレースとの関連もあり独自に行なうことは見送っていたのです。
ただですら土日に開催して全国的にテレビお中継があるJRAの競馬と、平日がメインの開催になりテレビ中継がほとんど行なわれない他の競技とでは格差が出てしまいます。
今回JRAが払い戻し金額を上乗せするのも、全レースではなくて特定のレースか特定の日に限ったものにとどまるようです。
例えばダービーの日やGⅠレースなどの限定になりますが、払い戻し金額に売り上げの5%が上乗せされるだけでウォッカが勝ったダービーならば、三連単は10万円以上も増えることになります。
同じダービーの払戻金でも単勝は60円のアップですから、高額の配当金になればなるほど恩恵を受けることになります。
また同時に複勝などに見かける100円返しがなくなるため、単複に高額な金額をツッコむ向きには嬉しいお話も用意されています。
今回の方針を実行することにより、競馬での儲けが少しでも増えることは間違いがありません。もっとも当ればの話しですが、当った時に確実に今まで以上に払い戻し金額が増えるならば、競馬人口の減少に歯止めがかかることも期待できるでしょう。
問題は地方競馬などの財源的に厳しい団体が、今回のJRAの行為に対してどう反応するのか。地方競馬に関してはこの数年間でかなりな数が減り、地方の時代と逆行するような流れにもなっています。
競馬に関してはより中央優先になっていきそうな流れになっており、地方競馬の存続がますます難しくなるとも考えられる状況になってきたようです。
Posted by taketoshi : 20:52 | Comments (0) | Page Top ▲
JRAがグレード表記をGからjpnへ変更
JRAは国際レース以外のグレード競走を、元来のG表記からjpn表記に変更すると発表しました。これによりG1レースの中には、jpn1レースとなる競争もあります。
このJRAの処置は、国際セリ名簿基準委員会(ICSC)が定めた国際ランクで日本がパート1国へ昇格したことが発端。グレードレースをG表記するのは国際レース以外では、認められなくなったからです。
以前ディープインパクトがGⅠ2勝馬に降格!?の記事でも書いたように、とうとう日本でのG表記は国際レース以外は認められなくなってしまったのです。
このグレード表記の変更によって4月8日の桜花賞が、G1からjpn1へ変更される旧G1レース第一号になります。ちなみに3月25日に中京競馬場で行われる高松宮記念は、国際レースのため現状どおりG1レースとなります。
今後はjpn2やjpn3といったグレード競走が増えることになり、競馬ファンの間ですっかり定着した感があるG1(ジーワン)が、ジャパンカップなどの国際競争を除いては使えなくなるのは、ちょっと寂しい感じがします。
またjpn1のレースの場合でも、今後国際レースに格上げになれば表記はG1へ。しばらくの間はとても分かりにくいものになりそうですが、Gグレードは国際レースであるがゆえにjpnグレードよりもさらに高い評価となるのでしょう。
ただ現状JRAが行う国際レースには、他国の開催日程との兼ね合いで、出走馬はあまり多くないのが実情。いっその事すべてjpn表記に統一してしまえば、混乱が無くていいような気もします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000000-nks-horse
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